サイエンスホームの見た目は凄くかっこいい。
でもきっと欠点もあるんだよね?
欠点を納得してから購入して後悔のない家づくりをしたい。
こんな悩みに答えます。
商品を売る側にとって自社商品の欠点についてはあまり触れないで置きたいもの。
しかしながら、購入する側にとっては欠点も含めて納得して買わないと、あとから
欠点が気になってどうしても満足できない…
なんてことになりかねません。
私は、デメリットや欠点を理解して納得して買うことによって満足度は大きく変わると考えます。
一生に1回の大きな買い物ならなおさらです。
この記事では、実際にサイエンスホームで住宅を新築した筆者の体験談を書き記しています。
特にサイエンスホームはかなり尖った性格で、好みの分かれる家だと思いますのでしっかり検討してみてください。
サイエンスホームの値段について気になる方はコチラが参考になります。
購入前に検討すべき注意点に関してはコチラ
サイエンスホームの特徴
総ひのき、真壁づくりの家
国産ヒノキを使用した住宅で柱や梁、床、建具などすべてヒノキを使っています。
木がむき出しの真壁づくりを採用し、木の存在感、あたたかみを感じることができる家です。
さらに科学的にも木が人に与える効果が実証されているようです。
リビング階段、無垢材、吹き抜けが特徴の家
まずはこの動画をみてください。
カンタンに説明すると、元住宅メーカーで営業経験のある方がオススメしない注文住宅として
- リビング階段
- 吹き抜け
- 無垢材
を上げています。
サイエンスホームはというとこの3つを特徴として挙げている家と言っても過言ではありません。
私はこの3つの特徴が非常に好みで良いととらえていますが、悪くとらえる人もいるということです。
オススメする人としない人の意見の比較はこんな感じ!
リビング階段について
吹き抜けについて
無垢材について
特徴を理解して、「自分が許容できるか」もしくは、「理想の生活スタイルが叶えられるか」を考えればよいと思います。
動画の中でせいやさんも、好みの問題だと説明されています。
建てて分かった欠点3つ
上で見てきたサイエンスホームの特徴についてはある程度HPなどからの情報で分かると思います。
ここからは私が建てるまで分からなかった欠点です。
防音性が低い
先ほど、前提としてあげた防音性が低いという特徴については理解していたつもりでした。
しかし、想像以上に防音性は低いです。特に、2Fの音については1Fによく聞こえます。
2F-1Fの防音性が低い
2F床に原因があると思います。
1Fから見ると梁の上にパネル→石膏ボード→床材が敷かれてあり2Fの空間につながります。
1Fと2Fを分ける床部の厚さが薄いために音が漏れるのだと思います。
子供達がドタバタ走る音は想像していた以上に伝わってきます。
家族なのでそこまで気になりませんが、音に敏感な人は注意が必要です。
部屋の防音性が低い
これは我が家と同じはロフトスタイルの家を選択している人だけだと思います。
2Fは勾配天井になっていて壁が完全に部屋を塞いでいない状態です。
写真を見ていただくと部屋の明かりが漏れているのが分かると思います。
大体5~6センチ開いています。
構造上こうなるのは分かるのですが、塞いだほうが良いような気がします。
プライベートな空間を楽しみたい人はちょっと嫌かもしれませんね。
これって何とかならない?
たぶん頼めば塞いでくれると思います。
もし、各部屋ごとに空調を設置する場合、温度管理に苦労するかもしれません。
我が家は、部屋全体の空調をリビングのエアコンとストーブで賄いたいとの思いがあるため、これはこれでよいかと思ってます。
ちなみに、サイエンスホームは家自体が暖かいためそんなに寒いと感じたことはありません。
電気を取り付けられる場所と種類が限定される
サイエンスホームで一番苦労したところです。
梁がむき出しのため、電気の取り付け位置に関しての自由度が低いです。
写真を見ていただくと分かると思いますが、天井に梁が組まれています。
梁の間に照明をつけるか、梁に直接つけるか、壁につけるの3択になります。
埋め込み系は使えません。
梁の間につけると光が広がりづらいかと思いましたがそんなことありませんでした。
1Fの天井が平らな部分ならまだよいのですが、2Fとなるとかなり難しいです。
屋根板に穴を開けるわけにいきませんので梁か垂木につけることになると思います。
このように勾配天井だと、取付できる照明器具に制約があります。
斜めOKのものを選べばよいです。
参考までに選んだ部屋照明はこちら
分かりづらいですが、配線はモールで隠すことになりますので、見える位置にきます。
あまり気になりませんが、気にする人は気にするかもしれません。
また、建て終わってからコンセントの追加などはできないとのこと。
これは床下配線だから。
しかも、柱が1m間隔でありますので分配するのも難しいようです。
火災保険が高い
柱や梁がむき出しの家なので、
・法令準耐火構造
にはならないようです。
火災保険は耐火構造になっていれば費用が抑えられる仕組みになっています。
サイエンスホームで建築した我が家は、耐火構造の認定を受けていないH構造の家でしたので、火災保険料は割高になりました。
建築前に耐火構造(耐震構造も合わせて)については確認したほうが良いと思います。
ちなみに、我が家は水災リスクも高い位置にありますので、水災リスクによって値段が変動するタイプの保険会社だと10年一括払いで50万円をこえるような値段の見積もりをもらいました。
保険会社によっても違うと思いますので、見積もりを取ることをお勧めします。
結果的にソニー損保が唯一30万円前後で引き受けてくれましたので安心しましたが…
火災保険のことまで考えてなかった…
サイエンスホームは好みの分かれる家
サイエンスホームを建ててみて分かったことは、好みがハッキリと別れるということ。
サイエンスホームの特徴は以下の通りです。
- 総ひのきの家で真壁づくり
- リビング階段
- 吹き抜け
- 無垢床
自分が欠点として感じた3つのことは以下の通り。
- 防音性の低さ
- 照明選びがかなり大変
- 火災保険が割高
この辺を理解しつつ検討されてみてはいかがでしょうか。
自分的にはサイエンスホームのコンセプトと好みがマッチしましたので後悔はしていませんよ!
ただし、納得するためにも色々な物件を見たほうが良いです。
一括で様々な住宅メーカーの提案を受けると、各メーカーの特色が分かります。
一括見積りサイトは、各メーカーから営業の電話がかかってきたり、資料が送られてきたりすることがありますが、選択件はあくまでこちら側にありますので、気に入らないものはキッパリと断りましょう。
「タウンライフ家づくり」というサイトが便利ですので、リンクを貼り付けておきます。
皆様の住宅選びの参考になれば幸いです。
以下の記事も参考にしてください。
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