偏光グラスのメリットデメリットや選び方について知りたい。
偏光グラスはTALEXが有名だけど安い偏光グラスとどう違うのか知りたい。
こんな悩みに答えます。
自分に合った最適な偏光グラス見つけられているでしょうか?
偏光グラスはレンズの色や形、フレームの構造が多彩にラインナップされており値段もまちまち。
さらに、一人ひとりの好みが分かれるため、一概に「これが絶対におすすめ!」と言えない難しい道具でもあります。
しかし、せっかく買うなら、納得できる自分にピッタリの1本を見つけたいものです。
そこで今回の記事では、偏光グラスの選び方とおすすめ商品を紹介したいと思います。
・偏光グラスを活用するメリットデメリット
・偏光グラスの選び方
・TALEXレンズとは
・偏光グラスおすすめブランド
この記事を読むだけで、正しく偏光グラスを選んでいただけると思います。
それでは解説していきます。
初心者にオススメな偏光グラスはこちら!↓
水の中が丸見え!?偏光グラスを活用する利点とは
偏光グラスは水面の乱反射を防いでくれるもので、サングラスとも少し違います。
実際にどんな違いがあるのか見ていきましょう。
偏光グラスと普通のサングラスの違い
以下の画像を見ていただけると、偏光グラスの凄さが分かると思います。
偏光なしは水の表面が乱反射して水中がハッキリと見えないのに対して、偏光ありは水の中の魚や水底がハッキリと見えることが分かります。
理由はメガネのMURATAさんの記事が分かりやすいので引用します。
乱反射やギラつく光は、通常よりも7~10倍の光が多方面から目に入り、対象物が見えにくくなります。
偏光レンズは、レンズの間に偏光の非常に薄いフィルムを挟み込み、
光を一定の方向へ制御する役割を果たして乱反射を防ぎます。
同じ透過率を持つ一般のサングラスと偏光サングラスに比べた場合、
眩しさを感じる度合いは、全く違います。
引用元:https://www.megane-murata1961.com/polarized-lenz.html(筆者抜粋)
普通のサングラスには偏光フィルムが挟み込まれていないため、水の中を見たければ必ず偏光グラスでなくてはなりません。
要するに偏光フィルムがあるorないの違い!
偏光グラスは雨上がりのドライブなんかにも効果大です。
偏光グラスを使うメリットと注意点とは
偏光グラスで水の中が見えるようになると多くのメリットがあります。
メリット
魚を見つけられる
水辺を覗いた時に魚を発見することができます。
コチラから魚を発見できれば、アプローチに対して魚の反応を見極めることができますので釣れる確率はグッと上がります。
ただし、あまりにも水深が深い場合や、濁りが入っている場合は偏光グラスでも見ることはできませんので注意です。
ストラクチャーを見つけられる
ストラクチャー(魚の隠れ家)を見つけることができれば、ピンポイントで攻めることができます。
海釣りでも海藻エリアを見分けることができたり、張り出している水中の岩を見ることができれば、魚が潜んでいる場所に対してアプローチすることができるでしょう。
また、障害物を見てルアーを操作できますので、根がかりを防ぐことができます。
目の保護ができる
乱反射する光を見続けるということは、自然光の7~10倍の光を常に目に受け続けることになります。
目が充血してしまったり、極度に疲れたり、白内障の原因になると言われていますので、できるだけ乱反射の光はカットしたいものです。
また、ルアーフィッシングで根がかりを外した時に、勢いよくルアーが飛んでくることがありますが、万が一目に刺さってしまったら、重傷は避けられません。
目を保護する意味でも偏光グラスは非常に有効といえるでしょう。
注意点
自分に合わないレンズやフレームだと疲れる
自分の顔の形に合わないフレームを使ってしまったり、質の良くないレンズを使用したしていると耳や鼻、頭が痛くなって具合が悪くなるということがあります。
最も良いのは眼鏡屋さんで作ってもらうことですが、形などを自分の目で実際に見てから購入することをオススメします。
車に放置できない
車などの高温(60℃以上)になる環境に偏光グラスを放置すると、フィルムが劣化して偏光できなくなります。
そのため、車のダッシュボードに放置するのではなく、ケースにしまって直射日光の当たらない場所に収納しておくのが良いでしょう。
また、プラスチックレンズの場合、レンズ自体が歪んで健康被害を及ぼす場合もありますので取り扱いには十分注意しましょう。
スマホ画面が見づらい
スマホ画面を偏光グラス越しに見ると、虹色のちらつきが見えます。これはカーナビの液晶でも同じです。
気になる人はスマホを使うときは偏光グラスを外しましょう。
偏光グラスの選び方を紹介
偏光グラスの選び方は次の工程に分かれます。
- レンズの色(偏光度、可視透過率)を選ぶ
- フレームを選ぶ
レンズの色(偏光度、可視透過率)を選ぶ
レンズの色によって偏光度や、可視透過率が変わります。
ちなみに偏光度とは雑光のカット率のことで、可視透過率とは自然光の取り入れる割合のことです。
例えば、太陽が照り付ける晴天の時には、レンズの濃いものが適していますし、
曇りや雨、早朝や夕暮れ時なんかにはレンズの明るいものが適しています。
上の画像のレンズ色は、裸眼で見た時と色合いは大きく変わらず自然に近い感覚で使用することができます。
また、色のラインナップには物体の輪郭をはっきりと浮き上がらせてくれる色もあります。
見える景色の色合いが変わりますので若干癖が強いタイプの色です。
しかし、水の中の障害物輪郭を強調してくれますので心強い存在になると思います。
余談ですが、車の運転の際、雪道などでは道路幅の輪郭がくっきりとしますので重宝します。
色ごとに得意とする環境が違うので悩みますが、好みで決めてOKだと思います!
お金に余裕があれば2色あれば対応の幅が広がりますね!
個人的なオススメはラスターオレンジ!
明るめで朝晩の薄暗がりの中でも使えるので、これ1本で対応できる範囲がかなり広いです。
フレームの形状を選ぶ
フレームは見た目を決める重要な要素です。
似合うフレーム形状は人それぞれです。顔の形によって選ぶと良いでしょう。
サングラス選びの基本としては、自分の顔の形と同じ形状のものは選ばないということです。
例えば、四角顔の人がスクエアのサングラスを選んでしまうと輪郭が強調されてコンプレックスが目立つ可能性があります。
メガネの人でも使える偏光グラスもラインナップされている
メガネをかけている人は度付きの偏光グラスを作るのが一般的です。
しかし、度付きの偏光グラスは値段がとても高いですし、気軽に外すことができませんので不便です。
そこで…
オーバーグラスタイプ
これはメガネの上からかけるタイプの偏光グラスです。
度付きのサングラスを作るより安価ですし、かけ心地も悪くないため評価も高いです。
クリップオンタイプ
こちらはメガネに取り付けるタイプです。
かんたんに跳ね上げできますので、仕掛けを結ぶときなど、手元の細かい作業の時に切り替えることができます。
どんな人でも偏光グラスを使えそうですね!
TALEX(タレックス)レンズとは?コスパってどうなの?
偏光グラスを探していると多く目にするのが”TALEX(タレックス)”の文字です。
TALEXとは創業80年を超える老舗の世界で唯一の偏光レンズ専門メーカーです。
原料の調合から成型・染色・コーティング・偏光フィルターの製造に至るまで、すべてを自社生産にて製造しており、確かな技術から多くのメーカーに採用されています。
ガラスレンズとプラスチックレンズどちらも製造しています。
例えば、ラインナップのガラスレンズはTIEMCO サイトマスターに採用されていますし、プラスチックレンズはZequeに採用されています。
ガラスレンズは衝撃にはやや弱いが、視界のクリア度は右に出るものは無く、傷も付きにくい特化型レンズです。
プラスチックレンズは、弱点はなくすべてにおいて平均値をとる万能レンズです。
特徴に違いがありますので使うシーンや好みによって選ぶと良いでしょう。
TALEXレンズの値段は比較的高価ですが、満足度が高いためコストパフォーマンスに優れているといって良いでしょう。
偏光グラスのおすすめブランドを紹介
偏光グラスのおすすめブランドを紹介します。
ティムコ(TIEMCO) サイトマスター
ティムコのサイトマスターシリーズはTALEXガラスレンズを採用し、”何もかけていないかのような自然な見え方”を追求していることが特徴です。
ガラスレンズは傷にも強く、劣化もしずらいためアウトドアなどの激しい使用でも傷つかずに長持ちするでしょう。
バスプロの青木大介氏が指名するモデル。シリーズの中には青木大介モデルもあります。
顔のカーブにフィットするモデルのため、遮光性や防風性能に優れ、悪条件下でも集中力を切らすことなく釣りをすることができます。
アメリカのBASSトーナメントで活躍する伊藤巧氏の使うモデル。
光を遮りつつファッション性の高い色使いで独自性のあるデザインの偏光グラスです。
定番フレームの”ウェリントン型”でどんな人にでも似あう万能モデル。
ノーズパッドを顔の大きさに合わせて変更して使い心地を調整できます。
フレーム上部とサイドからの光の侵入を防ぐバイザーデザインで映り込みを防止することができます。
フィッシングシーンに必要な遮光性を極限まで高めたモデル。
ミディアムワイドなレンズ型とフレームに立体デザインを施し、バイザーデザインにありがちな違和感を排除しています。
私はしっかり感が好きでこのモデルを使っています。
サイトマスターのラインナップの中で唯一のチタンフレームを採用しています。
レンズのカーブが苦手な方やシブいデザインのサングラスならこのディグニティが選択肢になると思います。
ゼクー(Zeque) ※旧ZEAL OPTICS
ZequeはもともとZEAL OPTICSというメーカーでしたが世界市場で活躍するために改名しています。
釣りに特化した偏光グラスメーカーとして釣り人から信頼を得ています。
レンズにはTALEXのプラスチックレンズを採用し、軽量で釣り人の疲労を軽減する他、衝撃に対する強度が高く安全性の高い偏光グラスを展開しています。
フェイスラインに沿う流線形デザインとレンズ天地幅 39mmの幅広レンズが、遮光性と広い視界を確保してくれます。
大きさの割にかけ心地も軽く、気軽に使えます。人気ランキングでも常に上位の釣り人に愛されるモデルです。
VERO 2ndも釣り人から愛される大人気のモデルです。
テンプル部にバネを入れて長時間かけても疲れないかけ心地を追及しています。
スクエア型ですが、風の巻き込みなどを防ぐ構造になっておりストレスなく釣りに集中できるモデルとなっています。
オーバーグラス型のモデルでメガネの上からでも使える便利な偏光グラスです。
フレーム上部の通気孔が設けてありメガネが曇りづらい構造になっています。
フレーム重量も22gと軽量なため、オーバーグラス特有の違和感も軽減することができます。
オークリー(OAKLEY)
オークリーには、ファッション性を考慮した”街でも違和感なく使えるサングラス”が多くあります。
だからといって、機能性もしっかり備えてあり、プリズム偏光レンズは色調やコントラストを強調することによって細部までくっきりとした視界を実現します。
偏光はオプションですので、偏光モデルを選択する必要があります。
高圧や衝撃に対して耐久テストが行われており、過酷な環境下で酷使しても壊れない性能を備えます。
Holbrook(ホルブルック)はオーソドックスなデザインと、OAKLEYの最新技術が調和したモデルです。
ファッション性も妥協できない人や釣りシーンだけではなく街での使用など、色々な場所でサングラスを使いたい人はオークリーのデザインであればきっと満足度が高いと思います。
こちらもOAKLEYらしいティアドロップ型のサングラスです。
デザイン性も高いため、街での使用でも違和感なくしようすることができます。
レンズ面が広く、強い乱反射をカットして視野を広く確保します。
ダイワ(DAIWA)
釣り具メーカーとして広く認知されているダイワですが、偏光グラスにも力を入れています。
釣りに最適化された商品展開をしており、TALEXレンズを搭載するモデルもラインナップされています。
手軽に使える廉価モデルも備え、バリエーション豊かで釣り人が個人のレベルに応じて選択することができます。
メガネの上からもかけられるオーバーグラス型。
レンズはTALEX製プラスチックレンズを採用し軽量で頑丈な作りになっています。
TALEX製のプラスチックレンズはプラスチックレンズ特有のひずみが独自技術で抑えられているため疲労感なく使うことができます。
薄くて軽量、頑丈なトリアセテートグラスを使ったモデル。
水に浮かぶ構造になっているのでうっかり落としてしまっても拾うことができます。
人気の高いウェリントン型でファッション性も高いモデルです。
トリアセテートよりも硬くレンズの歪みが少ないポリカーボネート製レンズ。
逆光や日射に強いフラッシュミラーコート採用。フラッシュミラーコートは通常のミラーコートよりも明るく見えて使用範囲が広いです。
サングラス越しに目が見えにくいのでさりげなく目を隠したい人にもおすすめです。
顔の小さいお子さんや女性の方でも使えるスモールサイズの偏光グラス。
プラスチックレンズは砂がレンズについた状態で乾拭きするとすぐに傷が付きます。
このモデルは傷に強い両面ハードコートを施し、傷を軽減することができます。
偏光グラスは確実に釣果アップできる必須アイテム!
今回、おすすめのサングラスとしてTALEXを採用したモデルを多く紹介してきました。
結論から言うと色々なモデルのサングラスを使用してきましたが、最終的にはTALEXを採用した偏光グラスに行きつくことになりました。
はじめてTALEXレンズをかけた時の”裸眼よりもクリアに見える感動”は今でも忘れることはできません。
予算が許す方はぜひTALEXレンズを採用した偏光グラスを使っていただきたいと思います。
色々な偏光グラスをとっかえひっかえ購入するより、よっぽどコスパが良いかなと思います。
TALEXが高すぎるという方はダイワなど釣り具専門メーカーのサングラスを選択することをオススメします。
安価なモデルでも遮光性などを考慮して作られているため、釣りに最適化されています。
快適さは譲るかもしれませんが、見え方についてはほとんど同じですので安心してください。
(値段によって見える水深が増えるわけではないという意味です)
自分に合う偏光グラスを見つけることができれば、趣味の時間を最高に楽しく過ごせると思います。
偏光グラスを導入してぜひ新しい世界を見てみてください!
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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